セラミドはニキビに対して効果ある?その関係性について解説

セラミドと言えば代表的な保湿成分として化粧品などにも配合されている成分です。

セラミドは決してニキビの薬ではないことは明白ですが、ニキビに対して効果があるという話も耳にします。

一体セラミドはニキビにどのように効果があるのか、ここではその関係についてご紹介します。

 

セラミドとは

セラミドは肌の最も外側にある角質層を形成する成分のひとつです。

セラミドは細胞間脂質と呼ばれる物質で、水分を含んだ角質細胞を繋ぎとめる働きをしています。

角質細胞はセラミドのおかげで角質層内に規則正しく層を成して整列しており、この構造により肌の水分を維持し、また外部からの刺激から肌を守る役割を果たしています。

 

セラミドが果たす機能

セラミドには大きく2つの機能があります。

まず一つ目は肌の保湿機能です。

セラミドは水分や油分を含む角質細胞の隙間を埋め、抱え込むように存在していることから、優れた保湿効果を発揮してくれます。

肌の一番外側にある角質層の水分を保持することにより、その内側にある真皮層の水分も外へ逃がさないようフタのような役割も担っています。

二つ目の機能は肌のバリア機能です。

角質層において、セラミドは角質細胞を何層にもがっちりとつなぎ止め、ラメラ構造という強固な構造を構成しています。

私たちの肌は、この構造のおかげで外部からの刺激や異物の侵入を防ぎ、肌内部を保護することができています。

こうした肌の保湿機能やバリア機能はセラミドが角質細胞を繋ぎとめているからこそで可能となっており、セラミドが減少してしまうとこうした構造が崩れ、肌の乾燥などトラブルが生じることになります。

 

ニキビはこうしてできる


ニキビは思春期ニキビと大人ニキビに大別されます。

思春期ニキビは皮脂の過剰分泌、大人ニキビはストレスや生活習慣からくる肌トラブルが引き起こす要因と言われています。

ニキビができる根本の原因は毛穴が詰まることにあります。

多すぎる皮脂やターンオーバーが乱れることで毛穴が詰まってしまうと、毛穴の内部には老廃物が溜り、そこにアクネ菌が繁殖してニキビが悪化していきます。

したがって毛穴が塞がらなければニキビはできないのです。

 

肌が乾燥すると角質が厚くなる

セラミドは年齢とともに減少していくものなのですが、セラミドが減ってしまうと角質層の水分を保持することができなくなるため肌は乾燥し、保水力やバリア機能は低下してしまいます。

すると外部の刺激に対抗したり内部の水分蒸発を防ぐために、角質が厚くなる過角化と呼ばれる現象が起こります。

お相撲さんが裸足で稽古することで足の裏が厚くなるようなイメージでしょうが、足の裏は毛穴がないのでニキビはできません。

しかし顔などの皮膚が厚くなると、ターンオーバーによる肌の再生サイクルがうまく機能しなくなり、厚くなった角質が剥がれ落ちずに残ってしまい、その結果毛穴が塞がりニキビができてしまうのです。

 

乾燥した肌は皮脂が過剰になる

皮脂というのは本来肌を守るために分泌されるものであり、肌が乾燥してしまうとその肌を守るために必要以上に分泌されてしまう傾向があります。

余分な皮脂は毛穴を詰まらせニキビを誘発する恐れがあるため、過剰な皮脂分泌はニキビ予防のためには抑える必要があります。

皮脂の過剰分泌の原因が肌の乾燥による場合は、とにかく肌を乾燥させないよう保湿に努めることで過剰な分泌も改善されていきます。

乾燥肌で肌の水分量が足りないにも関わらず、肌の表面だけ皮脂で覆われている状態はインナードライ肌と呼ばれます。

よく脂性と勘違いすることが多いのですが、あくまで肌の乾燥による皮脂の過剰分泌が原因なので混同しないよう注意が必要です。

 

セラミドはニキビに効くか


セラミドが豊富にあり角質層が正常に保たれている状態は、肌の水分も保たれバリア機能もしっかりしています。

この様な状態は皮脂が過剰に分泌されることもなく、またターンオーバーも正常に行なわれるため、ニキビの原因である毛穴詰まりが起きにくい状態と言えます。

すなわち、セラミドを補って肌を正常に保つことは、ニキビができにくい環境を整えることになります。

できてしまったニキビを治す力があるわけではないので、あくまでニキビを予防するという意味で効果が期待できると言えます。

 

セラミドが減ると肌は乾燥する

セラミドは年齢を重ねるとともに減少してしまいます。

セラミドが減ってしまうと角質細胞を保持することができなくなるため肌は乾燥します。

セラミド不足によって乾燥肌になったりバリア機能が低下してしまうと、ニキビもさることながらシミやシワなど様々な肌トラブルにつながってしまいます。

セラミドは大体、20歳をピークに減少が始まり、40歳では20歳の半分にまで減少すると言われています。

このため20歳を過ぎたらセラミドを補い、肌の健康を保つ必要が出てきます。

 

乾燥によるニキビに効果的

セラミドは肌の乾燥が原因で起こるニキビの予防には効果が期待できます。

それは肌に潤いを保つ保つことにより、過角化や皮脂の過剰分泌を防ぐとともにターンオーバーを正常な状態に導いてくれるため、ニキビの原因である毛穴の詰まりを防いでくれることによります。

セラミドは元々が肌の潤いを保つ保水成分であるため、肌の乾燥以外によるニキビに対しては効果は期待できません。

 

セラミドはこうしてニキビに働きかける

セラミドはできてしまったニキビに対する効果はありません。

あくまでニキビができにくい潤いのある正常な肌を作るという、予防的な意味で効果が期待できるものです。

セラミドが不足して乾燥した肌は、過角化と呼ばれる角質が厚い状態となります。

こうなると角質はターンオーバーによって剥がれ落ちずに肌に残り、毛穴を塞ぐ要因となってしまいます。

またセラミドが不足した状態は肌のバリア機能も低下しているので、外部からの刺激や細菌などの侵入も許しニキビの悪化につながります。

セラミドを補給することで肌の潤いを保ち、ターンオーバーを正常な状態に導くことでニキビのできにくい肌とすることができます。

 

ニキビを防ぐには肌の保湿が大切


ニキビを防ぐためには肌の水分を保つためにしっかりと保湿を行うことが大切となります。

スキンケアの基本は保湿と言われるほど、肌の健康のためにはその潤いを保つことが求められます。

その保湿のカギとなるのがセラミドです。

コラーゲンやヒアルロン酸とともに3大保湿成分とも呼ばれるセラミドは、肌の一番外側にあって肌の水分を保ち肌を保護する重要な役割を果たしています。

しかしセラミドは歳と共に減少してしまいます。

このためセラミドは化粧品などにより外部から補う必要があります。

特に大人になってからできるニキビの原因は、肌の乾燥によるところが大きいと言われています。

イヤなニキビを作らないためにも、潤いある健康的な肌作りを心がけましょう。

 

まとめ

セラミドは肌の角質層に存在する保湿成分として、肌の潤いを保ち外部の刺激や異物などから肌を守る役割を果たしています。

セラミドが不足してしまうと肌は乾燥し過角化が起こり、古い角質が残ることで毛穴を塞ぎニキビができやすくなってしまいます。

こうした肌の乾燥によるニキビを防ぐためには、肌の保湿に努めることが大切です。

セラミドは年齢とともに減少してしまうため、どうしても歳を取ると肌は乾燥しがちになってしまいます。

これを防ぐためにはセラミドを化粧品などで補い、肌の潤いを保つことです。

しっかりセラミドで保湿され守られた肌は、毛穴も塞がりにくくニキビのできにくい肌となります。