セラミドは保湿成分の代表格!セラミド化粧品はこうして選ぶ!

お肌の保湿と聞いて真っ先に思い浮かぶのはセラミドではないでしょうか?

世の中にはセラミド配合の化粧品が数多く販売されていますが、どれを選んだらいいのか迷ってしまう方も多いはず。

そこで今回はそもそもセラミドとはどういう成分で、セラミド化粧品はどうやって選べばいいのかまとめてみました。

 

セラミドとはどんな成分か

セラミドはコラーゲンやヒアルロン酸と並んで3大保湿成分とも称される、保湿成分の代表的な存在です。

様々な化粧品にも配合され、肌の保湿にはなくてはならない成分と言えます。

セラミドというのはどんな役割を持ち、どんな機能を有する物質なのか、これから見ていきましょう。

 

セラミドは肌の保湿に欠かせない

セラミドは私たちの肌の角質層部分に存在する細胞間脂質と呼ばれる物質です。

私たちの肌は外側から表皮、真皮、皮下組織という3層からできています。

一番外側にある表皮はさらに外から順に角質層、顆粒層、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層に分かれています。

すなわち角質層は肌の一番外側にあって外気と直接触れる部分になります。

セラミドはそこで保湿因子である角質細胞の間に接着剤のように入り込み、細胞をがっちり固定し角質層内の潤いを閉じ込める役割を果たしています。

肌内部の水分が逃げずに潤いを保っているのは、セラミドが水分を抱え込んで離さないために他なりません。

 

セラミドがバリア機能を高める

セラミドは角質細胞をつかんで離さない役割を果たしていますが、角質層ではこうした構造が層を成して強固な形で存在しています。

この構造はラメラ構造と呼ばれ、外部の刺激から肌を守る強力なバリア機能を発揮します。

外部からの物理的な刺激や紫外線、さらにホコリや細菌などの侵入をも防いでくれます。

角質層は外界と接する皮膚の一番外側部分にあって、余計な刺激や侵入物をブロックすることで私たちの肌、ひいては身体を守ってくれています。

そのバリア機能の根源となっているのがセラミドなのです。

もしセラミドが減ってしまうと角質層の水分を保持することができなくなり、保湿力が低下するとともにバリア機能も低下してしまいます。

健康な肌を保つためにはセラミドは欠かせない存在です。

 

セラミドの種類

化粧品に含まれるセラミドには以下の種類があります。

・ヒト型セラミド
・天然セラミド
・植物性セラミド
・合成セラミド

セラミドの種類によって保湿力や肌との親和性、コストなどが違ってきます。

それぞれのセラミドにはどんな特徴があるのか見ていきましょう。

 

ヒト型セラミド

ヒト型セラミドはその名の通り、人間が持っているセラミドとほぼ同じ構造を持つセラミドです。

ヒト型セラミドは酵母を材料に作られており、構造が人間のセラミドと極めて近いことから肌との親和性や浸透力、保湿力に極めて優れています。

化粧品での表記は「セラミド+数字」または「セラミド+英記号」で表されています。

現在その働きが解明されているのは以下の7種類となっています。

・セラミド1(セラミドEOP)…保湿力&バリア機能
・セラミド2(セラミドNS)…強力な保湿力
・セラミド3(セラミドNP)…保湿&シワ予防改善
・セラミド4(セラミドEOH)…保湿&バリア機能
・セラミド5(セラミドAS)…保湿&ターンオーバー促進
・セラミド6(セラミドAP)…保湿&シワ予防改善
・セラミド7(セラミドAH)…肌の常在菌を調整

化粧品に配合されるのはセラミド1、2、3、6が多く、中でもセラミド2は人間が持つセラミドの中で最も多いことから、保湿には欠かせない成分と言えます。

 

天然セラミド

天然セラミドは馬の脊髄などから抽出される動物由来のセラミドです。

以前は牛からも抽出されていましたが、BSE問題発覚後はほとんど見られなくなり、現在は馬由来がほとんどとなっています。

ヒト型セラミドほどではありませんが、動物性ゆえに人間の肌との相性も良く保湿力も高いセラミドです。

馬から抽出されるためとても貴重であり、値段も高くなります。

 

植物性セラミド

植物性セラミドは米や小麦、トウモロコシ、こんにゃくなど植物原料から作られるセラミドです。

植物由来なので人間のセラミドとは少し構造が異なるため、ヒト型セラミドや天然セラミドと比べると保湿力は少々劣ります。

しかしコスト的には安く高配合が可能であることや、植物由来ゆえに刺激の少ないことがメリットとなっています。

植物性セラミドの中でもこんにゃくから作られたセラミドは、アレルギーなどの心配もほとんどなく、アトピーや敏感肌にも使えるセラミドとして注目を浴びています。

また植物性セラミドは化粧品に配合されるだけでなく、サプリメントにも配合されており、服用することで身体の中からの保湿効果も期待されています。

 

合成セラミド

合成セラミドは石油から作られる物質で疑似セラミドとも呼ばれるものです。

セラミドの構造を真似て作られたものですが、セラミドとは全く別物と言える成分です。

セラミドの機能を持つというより、肌にあるセラミドを守る役割を果たす成分と言えます。

大量生産で安く作られるため、低コストで高配合できるのが魅力の保湿成分です。

 

セラミド配合化粧品を選ぶ際のポイント


セラミドが配合された化粧品はたくさんあるので、どれを選べばいいのか正直迷う方も多いと思われます。

高級なものからチープなものまでさまざまある中から、ここに注目するべきという選ぶポイントをいくつかご紹介したいと思います。

 

保湿力で選ぶならヒト型セラミド

まずセラミドの種類で選ぶならやっぱりヒト型セラミドがおすすめです。

人間が持つセラミドとほとんど同じ構造を持っているので、低刺激かつ保湿力も非常に優れているのが魅力です。

ヒト型セラミドは価格の高さがネックですが、その効果は折り紙付きと言っても良いでしょう。

ただし高価ゆえに配合されていてもごく少量の場合もあるため、一応配合量もチェックしたいところです。

 

セラミドの配合量

セラミド配合の化粧品を選ぶ際に問題となるのがセラミドの配合量です。

普通に考えれば、多く配合されていればそれだけ効果も期待できるというものです。

セラミドの濃度は必ずしも表記されているわけではないので、もし表記がない場合には成分表記の順番や価格などから類推することとなります。

効果を期待するのであれば、やはり最低でも3000円以上の商品を選ぶようにしたいところです。

 

セラミド以外の保湿に有効な成分

セラミドだけでなくその他の保湿成分が含まれていれば、それだけ保湿効果も期待できます。

またセラミドはビタミン類やスクワランと言った成分によって効率よく肌に吸収されますし、これらの成分は肌のターンオーバーを促したり抗酸化作用によって老化を抑える効果も期待できます。

化粧品を選ぶ際にはセラミドだけでなく、こうした他の成分にも目を向けてみましょう。

 

コストパフォーマンスの優れたもの

セラミド配合の化粧品はともすれば高額になりがちです。

ヒト型セラミドや天然セラミド配合の化粧品は、効果面を考えると非常に魅力的なものですが、化粧品は使い続けてこそ効果を発揮するものです。

そういった意味では、いたずらに高額な商品を選ぶのではなく、コスト的に使い続けられるものを選ぶことも大切です。

もちろんあまりにも安いものは、セラミドの濃度が薄いなど効果の面で不安となりますが、続けることができるだけの金額を確認し、それに見合った商品を選びましょう。

 

まとめ

セラミドは肌の保湿には欠かせない成分のひとつです。

セラミドにはいくつかの種類があって、保湿力やコストに違いがあります。

効果としておすすめなのはヒト型セラミドですが、ヒト型セラミド配合の化粧品は高額になりがちです。

セラミド配合の化粧品は、セラミドの種類・効果はもちろん、配合量やコストを念頭に使い続けられるものを選ぶようにしたいところです。